雑誌の眼鏡

栗林のブログ

 

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北山順句集『ふとノイズ』

兜太現代俳句新人賞に輝いた北山順さんの初句集『ふとノイズ』が発行された(令和三年七月七日、現代俳句協会)。北山さんは俳句結社「街」(今井聖主宰)に所属している。序文は今井主宰が「俳句は省略の文学である。(略)順さんのこの句集もまたさまざまな省略の試みがみられる」との評を書い...

『俳句の杜』2021 精選アンソロジー伍賀稚子の一〇〇句から

同人誌「遊牧」(塩野谷仁代表、清水怜編集人)の伍賀さんが該著を出された。本阿弥書店のアンソロジーである(2021年6月30日発行)。100句中、前の部分の16句は、結社「街」(今井聖主宰)時代のもの。全体から、小生の好きな10句ほどを選び、鑑賞させていただく。...

『岸原清行集』

岸原清行(「青嶺」主宰)さんが既刊の四句集と近詠から300句を選んで、該著を上梓された(2021年7月1日、俳人協会発行)。「青嶺」は今年7月で創刊20周年を迎えた。 自註シリーズなので、短い解説が添えられており、鑑賞にとても役に立った。しかも漢字全部にルビが振られており、...

上智句会合同句集『楉』

この度、上智句会合同句集『楉(すはえ)』19号が発行された(2021年7月1日、発行人は大輪靖宏先生)。お礼の気持ちを籠めて、小生が好きだったお句を、お一人一句に限って選ばせて戴きました。 01 紅梅の今日は美人によく会ふ日     大輪靖宏...

日野百草著『評伝 赤城さかえ―楸邨・波郷・兜太に愛された魂の俳人』

日野百草さんが「赤城さかえ論」を書かれた(2021年7月4日、コールサック社発行)。氏はノンフィクション作家で多くの賞を受けられ、俳句でも「玉藻」(星野高士主宰)、「鷗座」(松田ひろむ主宰)の同人で、句集・俳論なども多い。...

『人工知能が俳句を詠む―AI一茶くんの挑戦』

北海道大学大学院情報科学研究院の教授川村秀憲さん、准教授山下倫央(調和系工学研究室)さん、助教横山想一郎(同研究室)さん(以下、北大と略記)の共著である(オーム社、2021年7月5日発行)。 人工知能(AI)に俳句を生成させる(詠ませるとは言わない)行為は2018年頃からマ...

大串章句集『恒心』

大串章(俳人協会会長・「百鳥」主宰)さんの第八句集である(角川文化振興財団、2021年7月1日発行)。 あとがきには、大串さんが三十二歳のとき、「非凡にあこがれるより、常凡をおそれぬ恒心の確かさ、これがこの作者に対する私の印象のすべてである」と飯田龍太に評されたことから、句...

佐藤文香句集『菊は雪』

文香さんの第三句集になるのであろうか、ユニークな編集の句集である(左右社、2021年6月30日発行)。冒頭に2021年の作品が並び、そのあと、2015年まで遡っての作品群があり、以降、2016,17と20年までの作品が編年体で編まれた550句。一頁に4句が多く、5句の場合も...

能村研三句集『神鵜』

「沖」主宰の能村研三さんの第八句集である(東京四季出版、2021年5月24日発行)。平成25年から30年までの三五八句を納めている。 自選12句は次の通り。 筆の穂を噛めば筆の香二月来る 眼に力入れて見てゐる稲の花 一島を被り余して鰯雲 濤声を呼ぶ大鷹の渡りかな...

高野公一著『芭蕉の天地』―「おくのほそ道」のその奥

該著は「おくのほそ道」に係わる評論を書いて、現代俳句評論賞やドナルド・キーン賞優秀賞に輝いた高野公一さんの、芭蕉―おくの細道論、の集大成である(2021年6月10日、朔出版発行)。 小生(栗林)は、時々お邪魔する「山河」の結社句会で高野さんと面識を持ったのであるが、氏は大企...

井上弘美句集『夜須礼』(やすらい)

井上弘美句集『夜須礼』(やすらい) 俳壇でご活躍の井上さんの第四句集(2021年4月26日、角川文化振興財団発行)。 井上さんは、「汀」主宰。著作に『季語になった京都千年の歳事』などがあり、『読む力』で俳人協会評論賞受賞を貰っておられる。...

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