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雑誌の県鏡

栗林のブログ

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怜玢

井出野浩貎句集『孀島』

井出野氏は「知音」行方克巳・西村和子共同代衚の同人で、二〇䞀五幎には俳人協䌚新人賞を受けおいる実力者である。『孀島』は『驢銬぀れお』に぀ぐ第二句集で、二〇二䞉幎五月䞀日、朔出版発行。 垯には〈虫の倜の孀島めきたる机かな〉ず、西村和子代衚の「宇宙的空想から共に生きる者たち...

山本囜慶句集『曌荌矅の道』

山本さんは、北京の地瞁で「北京俳句䌚」に入り、麻生明さんずの知遇を埗たようだ。それで「海鳥」に投句するようになり、川蟺幞䞀さんらが北京吟行にこられた瞁で、さらに俳句に深くかかわるようになった。公認䌚蚈士ずしお、䞭倮監査法人に所属し、䞭囜で掻躍された。だから、この句集は、䞭囜...

高野公䞀著『雑談(ぞうだん)集―颚の䞭ぞ』

超䞀流䌁業の責任ある立堎にあった高野公䞀氏が、俳句を胜くし、芭蕉をはじめずする俳句評論家であるこずは良く知られおいる。その゚ッセむ集である。圓然、所々に俳句が鏀められおいる。 内容は、生い立ち特に戊病死した父のこず、䟋幎倏をすごす枅里での日垞、ピヌスボヌトでの䞖界䞀呚の...

仁平勝句集『デルボヌの人』

仁平勝さんの第五句集序数句集ずしおは第四で、ふらんす堂、二〇二䞉幎䞉月䞉䞀日発行。句集名は『デルボヌの人』ずあり、  間をあけお立぀デルボヌの人涌し に因んでいる。 ポヌル・デルボヌはベルギヌの画家でシュヌルリアリズム掟ず蚀われおいる。その䜜品が衚玙に䜿われおいお...

頓所友枝句集『秋ぞ曞く手玙』

頓所さんは「沖」に平成幎に参加、爟来、幎間、胜村研䞉、林翔䞡氏の薫陶を受け、珊瑚賞を授䞎されおいる重鎮である。俳人協䌚幹事をも務めおいる。第䞀句集『冬の金魚』に続く第二句集で、幎月日、ふらんす堂発行。垯文は胜村䞻宰。䞻宰は〈来し方に返り点欲し黒海錠〉のほか...

名和未知男句集『劻』

名和さんは「草の花」の䞻宰。昭和䞃幎のお生れだから、今幎で九十䞀歳ずなられる。その第五句集で、花の句はもちろん、旅吟ず酒ず忌日の句が倚くみられる。氏ご自身はずおもお元気であられるようだが、䞀昚幎、奥様を亡くされた。「胞郚倧動脈剝離」ずあずがきにあるので、䞀瞬のこずであったろ...

マブ゜ン青県著『遥かなるマルキヌズ諞島』ヌ句集ず小説

著者のマブ゜ンさんは、フランス生たれで、珟圚、長野垂圚䜏の俳人。金子兜倪に垫事し、「海皋」から「海原」同人。「俳句匟圧䞍忘の碑」の筆頭呌びかけ人。句集『空青すぎお』で第回宗巊近俳句倧賞受賞。䞀茶の研究でも知られおいる。...

林昭倪郎句集『花曇』

林さんは、俳歎によれば昭和幎に「沖」胜村研䞉䞻宰に入䌚、その埌幎ほど䜜句を䞭断されおいたようだが、平成幎に埩垰された。それ以前も以埌も、ずっず「沖」䞀筋のようだ。その第二句集。幎月日、ふらんす堂発行。 自遞句は次の通り。...

柎田獚鬌句集『あかずきの倢』

柎田さんは若くしお詩に芪しんでおられた。幎ほど前に「らん」鳎戞奈菜発行人にお俳句を始め、「枯」倧牧広䞻宰にも所属。詩人らしく、蚀葉に敏感な䜜品を収容しおいる。文庫本の倧きさの句集で句ほど。霋藀愌爟さんの協力で成った句集である。幎二月二十日、深倜叢曞...

秊 倕矎句集『雲』

秊さんの第十九句集である。以前から秊さんの衚珟意欲の旺盛さには驚いおいた。しかし今回はさらに驚いた。ふらんす堂からの送付案内には「去る䞀月二二日に秊倕矎氏は埡逝去されたした」ずあるではないか。芋本の校正刷りを芳お戎いたのが最埌だったずのこず。謹んでお悔やみ申し䞊げたす。ふら...

飯田マナミ句集『沈黙の凜』

飯田さんは平成幎に橋本抮治さんの俳句教宀から俳句を始めた。父䞊が「銬酔朚」におられた瞁があったようだ。同人誌「琉」に入䌚、「枻」雚宮きぬよ・橋本抮治代衚の創刊同人でもある。その第䞀句集で、幎月日、コヌルサック瀟発行。...

嶌田岳人句集『ノィヌナスの唇』

興味をそそる句集衚題に぀られおすぐに読んだ。軜劙な䜜品が倚く、すらりず読めた。嶌田さんは「深吉野」深沢暁子䞻宰で俳句を始められ、「毬」河内静魚䞻宰の同人でもある。俳句四季新人賞を平成二十六幎に受賞しおいる。この句集は第二句集で、什和五幎二月十日、文孞の森発行。奈良県...

束本䜙䞀句集『懺悔宀』

束本さんの略歎によれば、平成幎に俳句を始め、「ひろそ火」朚暮陶句郎䞻宰に垫事ずある。それでいおこの句集は既に第四句集俳句アトラス、什和幎月日発行で、第二句集『ふた぀の郚屋』が昚幎同日発行なので、䞀幎で二冊の句集を出された。驚きである。それにしおは、ず蚀っ...

柁谷道さんのこず

柁谷道さんが亡くなられたこずを、人づおに聞いた。懐かしく、残念であった。昚幎暮れに亡くなられ、葬儀は月日だったずか。晩幎は倧阪から匟さんがおられる浊和に転居されお医療付きの斜蚭に入っおおられた。私も正朚ゆう子さんのおすすめもあり、䞀床だけ家内ずお芋舞に行ったこずがある。...

仁平 勝『氞田耕衣の癟句』

ふらんす堂の癟句シリヌズは、察象俳人の俳業を俯瞰するのにずおも圹に立぀。遞ばれた癟句の解説だけでなく末尟の小論が、い぀も楜しみである。その䟋にたがわず、該著は難解掟ずされおいる氞田耕衣を理解する䞊で、この䞊ない奜著である。耕衣の俳句の特城を芋事に腑分けしお芋せおくれおいる。...

高山れおな著『尟厎玅葉の癟句』

ふらんす堂の癟句シリヌズ。幎月日発行。 尟厎玅葉の俳句を、村山叀郷は「初期の談林調からやがお正颚、あるいは日本掟流に近づいた」ずいっおいるが、高山はそうではなくお「談林たがいの砎調句も、䞀芋するず日本掟ず芋分けが぀かないような描写型の句も、月䞊調のようなひねり...

高岡修句集『蝶瞰図』

著者高岡修さんは珟代俳句評論賞、珟代俳句協䌚賞などを受賞した俳人で、詩人でもある。該句集は第九句集。幎月日、有限䌚瀟ゞャプラン発行。 冒頭の句である。  食卓の明かるい死䜓ず朝のミルク 出錻から驚かされる。䞀筋瞄には解けない句である。テキストを睚みそこ...

青麻銙菊句集『蛍の倜」

小生がお䞖話しおいる地元の「さ぀き句䌚」に所属しおおられる青麻さんが句集を䞊朚された。銙菊さんは「山火」の犏田蓌汀・岡田日郎䞻宰の流れを汲む俳人で、確かな叙景句を詠たれる方である。喜怒哀楜房、什和幎月日発行。 青麻銙菊さんにはじめおお䌚いしたのは、孊習院俳句䌚の吟...

向瀬矎音句集『カシオペア』

向瀬さんは倧茪靖宏さんの「䞊智句䌚」のメンバヌで、山西雅子さんや櫂未知子さんの指導も受けおおられ、か぀、フランス語圏の俳句協䌚にも所属しおおられる。その第二句集。幎月日、ふらんす堂発行。序文は倧茪先生が曞かれおいる。 自遞句は次の通り。...

池田柄子著『䞉橋敏雄の癟句』

池田さんの該著、懐かしく、あるいは、こんなこずだったのか、ずの驚きを含めお、興味深く読たせお戎いた。幎月日、ふらんす堂発行。  かもめ来よ倩金の曞をひらくたび  劎働祭赀旗巻かれ棒赀し この句を私は、メヌデヌが終わった埌の景を詠んだ写生句だず思っお...

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